責任重大なスピーチすぎる!映画『英国王のスピーチ』を観て
僕は仕事が休みの日は、家にいることも多いです。
この土日も例に漏れず家に引きこもっていたのですが…
今回は映画『英国王のスピーチ』を鑑賞しましたので、感想なんかを
綴っていきたいと思います。
よろしければお付き合いください!
今回、鑑賞したのはこちら、『英国王のスピーチ』です。
コレを観ようと思ったキッカケは、星野源の書籍『働く男』の中で
こちらがレビューされており、それを読んで興味を持ったからでした。
しかもなんと、Amazonプライム・ビデオではプライム会員は無料で視聴可能!
僕はプライム会員に入っているので、コレは是非とも観なくては!と
今回、鑑賞してみた次第です。
あらすじや内容をザックリご紹介
まずはザックリとこの映画のあらすじや内容についてご紹介します。
この映画は実在の人物であるイギリス国王、ジョージ6世(アルバート)が
主人公の映画です。1925年のイギリス、その頃はまだ王子の身だった
アルバートが博覧会の閉会式でスピーチに挑む場面から映画は始まります。
しかし彼のスピーチは失敗に終わってしまいます。
何故なら、彼は吃音症だったからです。
※ 吃音症とは
言葉を円滑に話せなくなってしまう疾病・障害のこと。「吃音」「どもり」とも呼ばれる。
症状には連発(例「あ、あ、あありがとう」)や難発(例「あ、あ………」)などがある。
その後、先代の国王ジョージ5世が亡くなったことにより、本来ならなるはずの
なかったアルバートが、ひょんなことから王位を継承することに。
これから幾度となくすることになるであろうスピーチを完璧に行うべく、
言語療法界の異端と言われていたライオネル・ローグとともに、
吃音症の克服を目指します。
アルバートの吃音症克服までの道のりを辿りながら、当時のイギリスの優雅さや
雰囲気、またヒトラー率いるドイツとの戦争開幕に至るまでの様子も描かれています。
果たしてアルバートは吃音症を克服し、国王としてイギリス国民に威厳を
表すことが出来るのか?アルバートがスピーチを行うシーンは、ついつい
感情移入してしまい観ているこっちまで胃がキューッと締め付けられるような
映画です(笑)
この映画を観て、感じたこと。
イギリス国民(+植民地の民たち)全員に向けてスピーチを行うって、
一体どんな気分なんでしょうね。僕だったら責任重大すぎて逃げ出してしまうかもな。
アルバートは幼い頃から吃音症の症状が出ていたそうなんですが、生まれた瞬間から
既に王子なわけですから、物心ついた時からその重責をずーっと感じていたに
違いありません。僕は医学者では無いので深くは分かりませんが、きっと
「王族である」という重責が、吃音症を発症される一因になっていたんじゃない
でしょうか。
アルバートはライオネル・ローグと出会って少しずつ吃音症が回復に
向かっていくわけなんですが、このライオネル・ローグという人物がスゴかった。
全然アルバートを王族扱いしないんですよね。「王と国民」ではなく「先生と患者」
でもないんです。あくまで「友人」だとしてアルバートと接しているわけなんですが、
きっとこの接し方が、吃音症の回復には必要だったんでしょうね。
2人の掛け合いを見ていると、友人同士のくだらない喧嘩を隣で見ているような
感じで、とっても面白かったです(笑)
星野源は『働く男』レビュー内で「久しぶりに一人でスタンディング・オベーションを
したくらいだ」と語っていましたが、確かに最後まで観終えた後には拍手を
したくなるような、そんな映画でした。
最後に
アクション映画のように抑揚が激しいわけではないし、
恋愛映画のように恋人とのラブシーンにドキドキする場面があるような
映画ではありませんが、とてもいい映画だというのは確かだと感じました。
もしこの記事を読んでいただき、気になった方は今度の土日にでも、
ぜひ一度ご覧になってみてください。
これからもちょくちょく、映画の感想も記事にしていければと思います。
まずは『働く男』でレビューされているものからかな…。
次回も良ければ、ご覧いただければと思います。
それでは!